ハンバーグSUN様 オブジェ制作編

私の敬愛する元バンドメンバーえいちゃんこと、和泉君が経営されている超絶に美味しいハンバーグ店「ハンバーグSUN」様にオブジェを取付させて頂きました!今回なぜオブジェを取付することになったかというと・・・。

写真の窓。内側の店舗からは壁が出来ていて、もしも強風でガラスが割れた場合対処ができないのと、単純に見栄えが悪いとのことで和泉君からご相談いただいてました。。。本来であればこの案件、普通に壁を作って、壁と同じ塗装を塗れば終わりなのですが、それだけではつまらないので、和泉君と何度も打ち合わせをし、今回の取り付けに至りました!!

どうせ作るならば面白い物をとのことで、色々な資料や写真、絵本など取り寄せて「古代から動いていない朽ちた宇宙船の窓」と僕が勝手にイメージを決めつけて、ラフ図を提出。完成品よりかは最初のラフ図の方が地球儀っぽい感じだったのですが、和泉君から「良い写真有ったよー」と送られてきた写真が素晴らし過ぎて、メロメロになってしまい、すぐに図面に着手。

途中何度も「もっと簡単に計画出来るものにすればよかった」と思ったでしょう。。。

夜な夜なこの図面と向き合い、制作をお願いしている牧工業さんへ持ち込み、牧くんと詰めの打ち合わせ。牧工業の社長、牧君とは高校時代からの付き合いで、元バンド仲間。ここで働く職人さんもみんな同級生で元バンドマンが多く、今回制作を引き受けてくれた職人さんもバンド仲間のしょうちゃんで、しょうちゃんは同じバンドでもプレイしたことのある盟友。

図面でいくらかけても、鉄の性質上出来ない部分なども細かくアドバイスいただき、「じゃ作ってみるねー」と話をして、次に伺った時には

すごいのが出来てました。。。

勝手に僕がイメージしたものが形になっていくのが非常に嬉しくて、また同級生に作ってもらえる喜びもあり、おじさん1人で感激してました。。。鉄のお仕事をされている方には当たり前なんでしょうが、我々素人からすると、どうしてこんなに完璧に立体になるの???って思って質問したところ、写真にも写っている下の板にチョークで下書きをして、どんどんと立ち上げて行くそうで、その道その道で技術があるのだなー。と感銘を受けました。

その後出来上がったオブジェ様は弊社倉庫に移され、ここから仕上げの塗装に入ります。もちろん安定のセイケ塗装様の出番で、今回のオファーは「錆びさせて下さい」なのでいつもとは違った技を駆使して頂きました。

いくら「錆び風」でも、しっかり塗装がしてあり、長持させるのが目的なので、まずは完璧に塗って頂き、ここから「さび」を描いて頂きます。ドラマで鑑識の方が使う「ポフポフ」を気が遠くなるくらい(間違いなく僕なら20回は大声出してる)ポフポフして頂き、色の濃淡を付けていきます。乾き具合なども読んでいただいての作業でやはりここにもプロの仕事がありました。

セイケさんの執念の素晴らしい施工も終わり、いよいよ取付へ。

続きは取付編で!!